子ども達の間で大流行しているプッシュポップ。
わが家では、遊ぶだけでなく、イヤイヤ期真っ盛りの2歳半の子どものイヤイヤ対策や寝かしつけ対策などにもとても有効でした!
今回は、特に1〜3歳頃の乳幼児におすすめのプッシュポップの使い方や商品情報などを詳しくご紹介したいと思います。
そもそもプッシュポップとは?
「プッシュポップ」、「ゴーポップ」、「プッシュポップバブル」などの名前で販売されている、知育おもちゃ。
シリコン製でカラフルな色合いのものが多く、見た目も可愛いものが多いのが特徴です。
いわゆる、カラフルで長く使えるプチプチのようなもの。
ちょうど良い硬さで、握りつぶすと変形。
押したり、投げたり、握りしめたりなど色々な遊び方ができます。
プッシュポップの良いところ
不安やストレスの解消になる
あると自然とつい潰してしまう「プチプチ」。
プッシュポップは、この「プチプチ」と同じ感覚で遊べます。
実は「プチプチ」は、自閉症やADHDの支援施設、高齢者向け施設などでも取り入れられているそうです。
心理学者のRobert E氏によると、この「プチプチ」を指で潰していく行為は、「貧乏ゆすり」や「机の上を指でトントン叩く」行為と同じように、ストレスを感じている人の緊張している筋肉をほぐし、ストレスを軽減する効果があると論じています。
また、アメリカのウェスタン・ニューイングランド・カレッジによると、「プチプチ」潰しを始める前よりも終わった後の方が意識がはっきりとして晴れやかな気分になったという研究結果もあるそうです。
「プチッ」と良い音を立てて膨らみが潰れたときに感じる達成感も、子どもの満足感につながりそうですね。
触覚と視覚を使って脳を鍛える
一般的に2歳頃になると、運動機能の発達に伴って手の機能も発達し、細かい動きができるようになってきます。
指先をたくさん使うと、脳が刺激され、「集中力」「思考力」「記憶力」「言葉を操る力」「運動機能」などが発達するそうです。
この頃、保育園や知育施設などでよくシール貼りや粘土遊びなどを行うのも、こうした発達を助けるため。
プッシュポップも同じ原理で、指先を使った遊びを楽しみながら、子どもの成長と発達を促してくれます。
また、産総研の研究によると、「色彩感覚」は乳幼児期に伸ばしておかないと、後天的に身に付けさせるのが困難なのだそうです。(産総研,2004,「乳幼児期の視覚体験がその後の色彩感覚に決定的な影響を与える」)
プッシュポップの鮮やかなカラーとバリエーションの多さは、そうした色彩感覚を遊びの中で養うチャンスの一つとなるかもしれません。
すぐに洗えて、持ち運べる
プラレールやレゴブロッグ、粘土など、この年次の知育おもちゃはたくさんありますが、手軽に洗えて持ち運びやすいものは実は少なめ。
その点、プッシュポップはタオルなどを持っていれば出先などでもどこでも洗えて清潔。
持ち運びも軽くカバンに入る大きさなので便利です。
どこでも気軽に遊べるので、お出かけ用の知育おもちゃとしても良いのではないでしょうか。
プッシュポップの効果的な使い方や注意点
これが大事!出しっぱなしにしない
いくら新しいおもちゃでも、ずっと遊んでいたら飽きてしまうもの。
特にプッシュポップは単調な動きになりがちなので、子どもが飽きやすいのが欠点・・・
わが家では、いつもは見えない場所にしまっておいて、ここぞという時だけ出して使っています。
だいたい使用するのは週に2〜3回くらいにあえてしています。
しまう時は、百均で売っているようなビニールバックに入れておくと、
かさばらないし清潔さも保ててオススメです。
1人でプチプチ
子どもも、黙々と作業したい気分の時もあるようです。
そんな時はそっとプッシュポップを置いてその場を離れています。
静かな環境だと、わずかに「プチッ」という音が響いて、それが楽しくてより集中している様子。
みんなでプチプチ
複雑なルールを作って遊ぶこともできるプッシュポップ。
でも、まだ1〜3歳くらいの子どもだと難しいことも多いと思います。
2人やみんなで遊びたい時は、交互に膨らみを潰して遊んだり、どちらが先に膨らみを潰せるか、タイムレースをしたりすると盛り上がります。
時々、子どもの指に自分の指を重ねて同時に潰そうとしたりすると、声を上げて笑ったりするのでおすすめ。
乳幼児期の子育て中、プッシュポップはこんな時に役立ちます
入眠時・寝付き対策
この時期になると、夜寝てほしい時間になっても眠りたくないとグズってしまう子も多いのではないでしょうか。
わが家も頑固な眠グズで毎日大変でした。
特に無理に電気を消すとギャン泣きしてそこから1時間、ひどいと2時間くらい泣き喚いて寝ないという状況・・・
ところが、ある日寝室で2人でプッシュポップで遊んだり絵本を読んだ後、眠くなってきているな〜というタイミングでそっとプッシュポップを置き、寝たふりをしてみました。
すると、子どもは1人でプッシュポップでプチプチと遊び始めたと思ったら、遊びながらベットに入って横になってしばらくすると寝てしまいました。
試しに翌日もやってみたら、同じ結果に。
単調な動きとリラックス効果が入眠の助けになったのかもしれません。
今では、眠たくなると自分から「プチプチ(出して)」と言ってくることも!
イヤイヤした時
この時期の子どもで一番ママパパの頭を悩ませるのがイヤイヤではないでしょうか。
わが家では、イヤイヤ対策にもプッシュポップを活用しています。
ただ、イヤイヤしている真っ最中の子どもに、ただプッシュポップを渡すだけでは、火に油になりかねませんし、プッシュポップ自体を嫌いになってしまうかもしれません。
そこで、わが家では何をしてもイヤイヤが止まらない時には、2つのことにポイントを置いた上で使用することにしています。
その2つのポイントとは、
・頭の上に乗せて落として笑わせる
ということです。
参考にしたのは、子育て系で大人気のYouTuber ”てぃ先生” のこちらの2つの動画。
具体的には、わが家ではミッキー型と恐竜型の2つのプッシュポップを活用しています。
まず、イヤイヤしている子どもに、「プッシュポップでママと遊ぼうよ!どっちがいい?」と聞いて、そのまま落ち着いて遊べるようなら遊びます。
ただ、それで落ち着くケースは少ないです・・・
ダメな場合は、自分の頭の上にプッシュポップを置いて「こんにちは!〇〇くん」など声をかけながら落としたります。「遊ぼうよ!」など、都度声がけは変えたりします。
すると気が紛れるのか、泣き止んだりします。
よほどイヤイヤしている時は、プッシュポップを投げてきたりしますが、当たっても痛くはないですし、家具などが傷つくこともないので安心して渡せるのも便利なところ。
本人も何回か投げていると気がおさまったりすることもあります。
電車やバスでの移動時
移動時は子どもになるべく静かにしていて欲しいですよね。
そんな時もプッシュポップは活躍します。
音も外ならほとんど気づかれず、2人で遊んでもそこまで大きな音を立てることはありません。
リラックス効果でそのままウトウトし始める・・・なんていうことも。
おすすめのプッシュポップ情報
わが家では、こちらのプッシュポップを愛用しています。
以前ダイソーや3coinsでも購入してみましたが、硬さや音の感じが違うのか、子どもの反応がイマイチ・・・
こちらのプッシュポップは、ミッキーと恐竜型で微妙に押す硬さや潰した時の音が違って、子どもも大体渡すと交互に潰して楽しんでいます。
恐竜タイプの方は、膨らみに小さく恐竜がプリントされてあるところも子どもの興味をひくポイント。
型の種類も豊富で組み合わせが自由なので、お子さんの好みに合わせたものを選びやすいのもおすすめですよ。
ぜひ、お子さんのイヤイヤ期や寝かしつけ、どうしても騒ぎ回ってしまうなどのお悩みをお持ちの方に試していただきたいです。
お孫さんやお友達ママへのプレゼントにもオススメ。
1,000円以下で気軽に買える知育おもちゃとして、ちょっとしたプレゼントでもらうと嬉しいと思います。