大容量で早くフワッと乾燥させる「はやふわ乾燥」や、温水の「泡洗浄」などで人気のパナソニックのドラム式洗濯機。
これまで使用していたタテ型洗濯機から、パナソニックのドラム式に変えたので、実際のユーザーの視点でレビューします。
日立やパナソニックはじめ、全メーカー販売員さんから収集した情報やパンフレットを読み込んだ情報をふんだんに盛り込んだ内容になっています。
ドラム式洗濯機の購入を検討している方は、ぜひ参考になさってください。
パナソニックのドラム型洗濯機に決めた理由
わが家が最終的にパナソニックのドラム式洗濯機に決めた理由としては、こちらの3点です。
2、ヒートポンプの歴史が長い
3、除菌力が高い
ドラム式洗濯機の主要メーカーといえば、パナソニック、日立、シャープ、東芝の4つ。
その中で、日本製なのはパナソニックと日立の2つです。
長く使うものなので、信頼がおける日本製が良いな・・・
また、今各社で主要な乾燥方式は「ヒートポンプ乾燥方式」。
一昔前までは「ヒーター乾燥方式」という方式が主流でした。
メーカー販売員さん曰く、このヒートポンプ方式とヒーター乾燥方式では、乾燥の威力がエアコンとドライヤーくらい違うそうです。
それだけ出力が出るので、生乾きのリスクも少なく、衣類の痛みや縮みを抑える効果が高いヒートポンプ方式。
パナソニックは16年ほど前からこの方式での製品開発を行っている一方で、日立は10年ほど前からのスタート。
歴史が長い方が技術力も優れているのではと思ったのも2点目の理由です。
パナソニックは、2005年に世界で初めてヒートポンプ方式を採用しています。
最後の決定打となったのがその除菌力。
事前情報で、洗濯槽の穴からカビが生えて定期的メンテナンスが必要になると聞いていたので、除菌力は重視していました。
その中で、パナソニックはナノイーXを搭載。
洗濯終了後にカビ菌を除去して洗濯槽をいつも綺麗に保ってくれる機能があります。
シャープもプラズマクラスターを搭載しているのですが、パナソニックのドラム型洗濯機に搭載されているのは、ナノイーシリーズでも最大の除菌力がある「ナノイーX /48兆」。
また、ナノイーXの方が寿命が長いという販売員さんの言葉を信じて購入を決めました。
4つのメーカーの違いをまとめると、こちらの表の通り。
(※価格は2023年12月時点での、主要電化製品販売店の価格を参考にしています。)
ちなみに、最後まで迷ったパナソニックと日立。
パナソニックは泡洗浄とナノイーXが特徴なので、黄ばみやニオイに強いそうです。
一方で日立はナイアガラ洗浄で泥汚れに強いと言われているそうです。
わが家は、ワイシャツなどの黄ばみが気になっていたので、パナソニックに決めましたよ。
ドラム式洗濯機4メーカー おすすめポイントまとめ
4つの主要メーカーのおすすめポイントをまとめるとこちら。
要望・用途に合わせてご検討ください。
・パナソニック → 日本製・防カビ重視。黄ばみやニオイをしっかり落としたい方に。
・日立 → 日本製・シワ取り重視。泥汚れを落としたい方に。
・東芝 → 価格重視。洗浄力を求める方に。
・シャープ → 価格重視。除菌力、省エネを求める方に。
パナソニックのドラム型洗濯機NA-LX129モデルに決めた理由
パナソニックのドラム型洗濯機は、NA-LX113からNA-LX129まで4つのモデルがあります。
その中で、わが家がNA-LX129モデルの購入を決めた理由は、この2点です。
2、新モデルの発売時期で安く購入できた
4つのモデルは、NA-LX129>127>125>113という順番で機能が増えていきます。
わが家が洗濯機を買い替えたのは12月。
毎年パナソニックは10月に新シリーズを発売し、前年モデルは型落ちでかなり安くなります。
ナノイーX付きで一番良いモデルをお得に買えるチャンスですね。
パナソニックのドラム型洗濯機をお得に買える時期については、こちらで詳しく説明しています。
ドラム型洗濯機NA-LX129モデルの使い心地レビュー
良いところ
実際に使ってわかったパナソニックドラム型掃除機の良いところは、こんなところ。
✔️ 乾燥後のフワフワ感
✔️ 容量◎ 一気に洗濯物が片付く
✔️ 洗濯から乾燥までの時間が短い
これまで家の近くのコインランドリーで乾燥機を使うことが多かったわが家。
コインランドリーほどのフワフワ感は家庭用だと出せないだろうな、と思っていました。
ですが、実際に使ってみたところ、コインランドリーと遜色ないほどのフワフワ感!
この通り、タオルもフワッと仕上がっています。
また、乾燥後もフワフワ感を維持するための機能が自動で働いてくれるので、長時間フワフワをキープできますよ。
容量もファミリー向けの洗濯機としては十分だと感じます。
こちらは、ニトリで購入したランドリーバスケット。
大きさは幅38×奥行31×高さ65cmで、家族3人の洗濯物約2日分くらいが入ります。
パナソニックの洗濯機なら、このくらいの容量は一回で洗濯が可能。
わが家では通常は洗いだけ済ませて、大きな洗濯物は手干し、小さいものは全て乾燥にかけています。
洗濯から乾燥までの時間の短さも一押しポイントの一つ。
子どもの服を少しだけ洗うくらいでしたら、ジェット乾燥機能付きで、最短1時間半ほどで仕上げてくれます。
イマイチなところ
✔️ 乾燥後の掃除がひと手間かかる
✔️ 入れすぎると生乾きになる
乾燥機を使った後は、毎回ダストボックスのお手入れが必要です。
少し面倒ですが、乾燥機の故障の多くはこのダストボックスの掃除を怠ったことによるものだとか・・・
ウェットティッシュなどでサッと拭くだけなので、故障するよりは良いですよね!
ちなみに、このダストボックスの掃除は、頻度の違いはありますが他の3メーカーでも必ず必要になります
また、私も失敗しましたが、目一杯洗濯物をつめたまま乾燥をすると、一部生乾きになることも・・・
乾燥容量は6kg。
洗濯・脱水の容量は12kgなので、だいたい半分くらいと覚えておくと使いやすいと思います。
容量を守って使用した時に、生乾きだったことは一度もありませんでした。
パナソニックのドラム型洗濯機のおすすめの使い方
節電には省エネコースを活用
パナソニックのドラム式洗濯機には、通常の乾燥コースとは別に省エネコースもあります。
一回あたりの乾燥時間は伸びてしまいますが、電気代は節約できます。
パナソニックの発表によると、標準コースに比べて1回あたり約8円お得に。
電気代・水道代を合わせても、年間で約3,000円もお得になりますよ。
特に急いでいない時は、省エネコースを使うのがおすすめです。
夜間に乾燥機を使う
ほとんどの電力会社には、20〜21時頃からの夜間に電気代が安くなるプランがあります。
これは、夜間に使われる電力が少なく、電気が余っているためです。
洗濯機で一番電気代がかかるのは、乾燥のタイミング。
お風呂後に洗濯機を回しておいて、夜に乾燥機をかけて寝てしまえば、翌朝には着られます。
効率良く節約ができて一石二鳥ですね。
ひどい汚れやニオイには温水泡洗浄
エリもとが汚くなったワイシャツや泥だらけになった靴などをきれいにしたいなら、温水泡洗浄がおすすめです。
温水泡洗浄とは、センサーで水温を検知、制御して設定温度を保ちながら泡で落として洗います。
温度も約15度から60度まであり、用途別のコースで選択できますよ。
牛乳がついてしまった衣類や、何となく臭うタオルなども、温水泡洗浄で洗えばスッキリ。
タオルのにおい取り効果は1ヶ月ほどは続きますよ。
パナソニックのドラム式洗濯機をお得に購入するには?値下げ時期は?
パナソニックの洗濯機は、毎年10月頃に新シリーズが発売されます。
そのため、前のモデルは10月以降徐々に安くなり、翌年1月以降は値段が落ちることが多いです。
こちらは、2022年モデルのパナソニックのドラム式洗濯機NA-LX129シリーズの価格推移グラフ。
10月時点での平均価格が334,959円、1月時点は317,833円と2万円近く安いことがわかります。
メーカーはどれになるかリサーチが必要ですが、電化製品販売店の初売りなどで購入すると、これ以上お得に購入することもできるかもしれません。
買ってよかった付属品
パナソニックの洗濯機と合わせて買って良かったのは、こちらの棚です。
これまでのタテ型とは違い、戸の開け方も大きさも違うドラム型洗濯機。
タオルや洗濯洗剤などの置き場所を変えなければいけない場合も多いのではないでしょうか。
わが家も例外ではなく、これまでそばに置いておいた棚が使えなくなったため、省スペースのため天井までのつっかえ棒式棚を購入。
写真はかなり荷物が少ないですが、普段はこの倍以上タオルやコンタクト用品、化粧品類などを置いています。
1つの置き場に3Kgまで置けるので、少し重い物でも使えますよ。
購入するなら、組み立ての関係上、洗濯機を買う前がおすすめです。
購入前の疑問Q&A
パナソニックドラム式洗濯機の最新モデルは?
2024年1月時点のパナソニックのドラム式洗濯機の最新モデルは、こちらです。
前年シリーズにはない新しい機能は、こちらの3つ。
1、「スマホで洗濯」アプリに対応
2、はっ水回復コース
3、酸素系液体漂白剤から選べるタンク
「スマホで洗濯」アプリにより、外出先からによりでも洗濯機の運転や予約ができるようになりました。
正確な終了時間をお知らせしてくれたり、本体に搭載していないコールをアプリから追加したりもできるようになりましたよ。(※対応機種は129CL/R,127CL/R)
また、レインコートやウィンドブレーカーなどのはっ水機能をよみがえらせる機能も新搭載。
業界初の酸素系液体漂白剤まで自動投入機能が付いて、ますます時短で便利になっています。(※対応機種は129CL/R,127CL/R,125CL/R)
それぞれの基本的なモデルの特徴については、ドラム式洗濯機4モデル比較をご確認ください。
ドラム式とタテ型、どちらが良い?
結論としては、乾燥を頻繁に使うなら、ドラム式が断然おすすめです。
ドラム式とタテ型の一番の違いは、その乾燥方式。
パナソニックのヒートポンプ式なら、ヒーターを加熱するための電力がいらない分、電気代も安く抑えられます。
また、温度の違いのため、縮みや痛み方も段違いです。
忙しい方や、花粉に悩まされている方は、ドラム式洗濯機の利用をおすすめします。
パナソニックドラム式洗濯機は音がうるさい?
パナソニックのドラム式洗濯機の稼働音は洗い時32db、乾燥時は46dbです。
環境省の一般環境騒音ページによると、これは夜間の都民住宅地〜美術館内くらいの騒音イメージとなるようです。
個人的には、これまで使用していたタテ型洗濯機の脱水時のほうがうるさかったように感じます。
騒音レベルは個人差があるので、心配な方は、こちらのパナソニックが公開している動画なども確認されると良いと思います。
パナソニックドラム式洗濯機の電気代や水道代は?
新しい家電を買う際に気になるのが光熱費。
パナソニックの洗濯機は、電気代や水道代をシミュレーションできるページがあります。
NA-LX129モデルで試算したところ、1ヶ月当たりの電気代と水道代は合わせて約7,600円ほどでした。
これは、毎日規定量の洗濯をして乾燥まで使った場合の試算なので、もう少し頻度や量が少ない方はこれより少なくなる可能性が高いと思います。
パナソニックドラム式洗濯機のメーカー保証期間は?
パナソニックのドラム式洗濯機のメーカー保証期間は、基本的に購入から1年間です。
ただ、パナソニックはそれとは別に、「Panasonic Care」という、最大5年間(もしくは洗濯回数3,000回に達するまでのいずれか)まで保証期間を伸ばせるサービスがあります。
加入したい場合は、原則として商品購入日(領収書等日付)から30日以内にお申込みが必要です。
その他にも「CLUB Panasonic」という便利なサポートもあります。
6年以上の使用期間になると、どうしても乾燥時間がこれまでよりも長くなってしまうなどトラブルが起こることもある洗濯機。
そんな時も、CLUB Panasonicに会員登録しておけば修理を早くできたり、修理をお手軽な値段でできたりとお得。
洗濯機の買い替えを覚悟していたけど、4,000円以下で修理ができたといった口コミもありました。
会員登録は無料なので、購入時には登録しておくと今後安心ですね。
まとめ
最後に、パナソニックのドラム式洗濯機の特徴をまとめるとこちら。
・安心の日本製
・早くフワッと乾燥◎
・保証サービスが豊富
・前年モデルの購入は10月以降がお得
高額のため、何年も購入を渋っていましたが、洗濯時間が嘘のように短縮しました。
乾燥後、洗濯機の上で洗濯物を畳んでそのまましまえば、導線もかなり短縮できますよ。
忙しい毎日で少しでもストレスを溜めないためにも、ぜひ活用していきたいですね。